兵庫県の北播磨地域を中心とした
地場産業、播州針。
ヤマイもまた、その160年以上の
歴史と伝統の技を
受け継ぐものの一つです。
そんな、播州針の起源をご紹介します。
播州針の興りは、1851年(嘉永4年)。
播州下久米村(現加東市下久米)の庄屋だった小寺彦兵衛翁が、
土佐(高知県)より技術を移入して創業したことにはじまったといわれています。
当初は、近隣で金物産地でもある、
三木市の金物のくずや残った材料で製造していたともいわれています。
培った技術と伝統を込めた高品質な釣針は、全国に播州針として広く知られています。
2010年6月には、地域団体商標に登録(申請者:兵庫県釣針協同組合)。
これは、播州針に携わる人々の長きにわたる努力、確かな技術、
地場産業としての確立が認められた証です。
釣針の型は、
一つの魚種に対して数種類あります。
さらに、サイズも豊富であるため、
多種多様な形状の
釣針をつくることができます。